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| 『湘南物語』2007年10月号「ぴ〜ぷる」より |
| ■ひたすら追求パンの原点 鎌倉 | ||||
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鎌倉駅の江ノ電側の改札から由比ヶ浜へ向かって伸びる御成通りは、昭和初期の洋館や小さな商店が建ち並ぶ味わい深い商店街。そのメイン通りから一歩脇にそれた小路にあるのが今回ご紹介する天然酵母パンの『KIBIYAベーカリー』です。小さい店内に置かれているパンは常時14種類ほど。そのどれもが自家製天然酵母と国産小麦のみで作られています。 「ここはもともと鎌倉の老舗のパン屋さんの工房でした。創業者の娘さんが天然酵母を育て始めたのがちょうど11年前で、その工房と酵母をそのまま受け継いだのが、KIBIYAベーカリーのパンです」と語るスタッフの牧野芽久さん。 工房の隅に保存されている天然酵母、いわゆるパン種は店の宝物で、11年たったいまも粉や水をつぎ足しつぎ足し、毎日大切に育てられています。 「基本の材料は種と水と塩。とてもシンプルで飽きがこないうえに、3〜4日たって焼き直してもまたおいしく食べられるんです。まるでパンの原点みたいな感じ。はじめの頃はそれをとても不思議に感じていました」と牧野さん。 人気のパンは酸味のある生地にチョコレートがごろっと入ったチョコパンや素朴な風味のライバケット、香ばしいレーズンやクルミのパン、それにスタンダードなクロワッサン。 そのしっかりとした歯触りと独特の味わいが雑誌「ブルータス」編集部の目にとまり、今年のお取り寄せパン部門で見事1位に選ばれました。 「とくにクロワッサンは、暑い夏でも職人が丁寧に何度も手で延ばして成形しています。機械で作ればもっと楽に作れますが、一つひとつパンと向き合う感じで、そうすることがとても楽しいのです…」 KIBIYAの天然酵母は仕込から焼き上がりまでじっくり6時間はかかるそう。そのスローな時間もまた味わいのうち。 「これからもここでしか作れない、オリジナルのパンを作り続けていきたい」という牧野さん。 パンは取り寄せも可能です。 ■問い合わせ 鎌倉市御成町5-43 電話0467(22)1862 注文は12〜17時のみ。水曜定休。 |
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